監督たち
衣笠竜屯
1965年生まれ。高校時代から映画を作り始める。1980年代のヨコハマ自主映画祭などに関わったのち1989年より映画制作サークル「神戸活動写真倶楽部 港館」 を立ち上げ現在も活動中。
2015年『シナモンの最初の魔法』興行上映、後にDVD化され現在レンタル中。
2016年短編映画『第六感』が『桜』(吉田勝二監督)と二本立てで興行上映。
2017年オムニバス映画『映画のロシアンルーレット』の一本として『クラブのジャック〜やすらぎの銃弾』を単館公開。
2020年 著書「映画制作の教科書 プロが教える60のコツ ~企画・撮影・編集・上映~」(監修 メイツユニバーサルコンテンツより出版)
加藤綾佳
映画美学校 12 期フィクションコース修了後、初監督作『水槽』を製作。
ぴあフィルムフェスティバル 2012 コンペティション部門に入選。
その後、映画や CM の助監督や制作スタッフを経て、2015 年『おんなのこきらい』にて劇場デビュー。
2019 年には最新監督作であり、企画もつとめたオムニバス映画『#平成最後映画』を発表。
代表作『おんなのこきらい』『いつも月夜に米の飯』
小田香
1987年大阪府生まれ。イメージと音を通して人間の記憶(声)― 私たちはどこから来て、どこに向かっているのか―を探究するフィルムメーカー/アーティスト。
2011年ホリンズ大学(米国)教養学部映画コースを修了。卒業制作である中編作品『ノイズが言うには』が、なら国際映画祭2011 NARA-wave部門で観客賞を受賞。
2013年映画監督のタル・ベーラが陣頭指揮するfilm.factoryに第1期生として招聘され、2016年に同プログラムを修了。
ボスニアの炭鉱を主題とした第一長編作品『鉱 ARAGANE』(15)が山形国際ドキュメンタリー映画祭2015・アジア千波万波部門にて特別賞を受賞。
メキシコの地底湖を神秘的に描いた『セノーテ』(19)で第一回大島渚賞及び第71回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。
切通理作
1964年生。1993年より文筆家活動。並行してアニメ、テレビドラマ、映画の脚本も書き、2017年12月、初監督作品『青春夜話 Amazing Place』を公開。批評集『お前がセカイを殺したいなら』『ある朝、セカイは死んでいた』(フィルムアート社)『情緒論~セカイをそのまま見るということ』(春秋社)で映画、コミック、音楽、文学、社会問題をクロスオーバー。『宮崎駿の<世界>』(ちくま新書)でサントリー学芸賞受賞。続いて『山田洋次の〈世界〉 幻風景を追って』(ちくま新書)を刊行。「キネマ旬報」「映画秘宝」「映画芸術」等に評や取材記事、各新聞週刊誌で時評・書評・コラムを執筆。日本映画批評メルマガ『映画の友よ』(夜間飛行)を配信中。責任編集の雑誌『シネ★マみれ』を作る。
手塚悟
1983年 山梨県南アルプス市出身。
小学校の担任教師の趣味であったビデオ制作に感化され、同級生と共に映画遊びをはじめる。大学在学中にENBUゼミナールで映画製作を学び、卒業後は短編作品を中心に活動。
2008年 第6回NHKミニミニ映像大賞に「サミット ニュース篇」が入選。2009年『つるかめのように』、2011年『こぼれる』がSKIPシティ国際Dシネマ映画祭をはじめとする国内の映画祭に次々とノミネート・受賞。2013年 音楽監督にmama!milkの生駒祐子を迎えた『WATER』がリッチモンド国際映画祭で正式上映された。
人気劇団・ヨーロッパ企画の永野宗典、話題作「カメラを止めるな!」の主題歌を担当した山本真由美を主演に迎えて製作した初長編作『Every Day』が2016年7月 新宿 K's cinemaを皮切りに劇場公開し、1年半に渡って全国のミニシアターで上映された。
2021年公開予定の劇場長編作品を現在準備中。
草野なつか
1985年生まれ、神奈川県出身。東海大学文学部文芸創作学科卒業、映画美学校12期フィクション・コース修了。2014年『螺旋銀河』(第10回CO2助成作品)で長編映画を初監督。同作品で第11回 SKIPシティ国際Dシネマ映画祭にて SKIPシティアワードと監督賞を受賞、ユーロスペースを皮切りに劇場公開。長編2作目である『王国(あるいはその家について)』は2019年ロッテルダム国際映画祭や山形国際ドキュメンタリー映画祭などで上映される。
松野泉
映画録音(整音)技師として様々な作品に参加。
京都のロックバンド「マタマタ」のボーカルや、
弾き語りソロとして活動。CD「星屑の国」発売中。
監督作に『さよならも出来ない』などがある。
野原位
2007年、東京藝術大学大学院映像研究科に入学し、黒沢清監督︎に師事。修了作品『Elephant Love』(2009年)で初長編を監督した。卒業後、CS放送の番組AD、CGプロダクションマネージャーなどの職を経て、2013年拠点を神戸へ移す。濱口竜介監督のワークショップでメインスタッフを務め、そのワークショップから生まれた映画『ハッピーアワー』(2015年 / 濱口竜介 監督)で︎は共同脚本とプロデューサーを担当。同作品はロカルノ国際映画祭など数々の映画祭で賞を獲得した。また、ヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞を獲得した映画『スパイの妻』(2020年 / 黒沢清 監督)では共同脚本を担当した。最新の長編監督作は『三度目の、正直』(2021年予定)。
鈴木宏侑
1983年神戸出身。
自主映画を制作しながら役者としても活動。
主な出演作
『未来の記録』(監督:岸建太朗)、『解放区』(監督:太田信吾)、『Noise』(監督:松本優作)、『種をまく人』(監督:竹内洋介)
主な舞台出演作
ラドママプロデュース『材料アリストパネース』、劇団はえぎわ『春々harubaru』、マームとジプシー『夜があけないまま、朝』など。
監督作品には『安楽椅子探偵』(48hfpTOKYO2018/脚本賞)、『ラウンドトリップディレイ』(共同監督太田信吾)
現在『未今』を製作中。
今井いおり
淡路島出身・大阪在住
大阪ビジュアルアーツ専門学校卒業
主な作品
2019年「調査屋マオさんの恋文」東京ドキュメンタリー映画祭グランプリ
2014年「ろまんちっくろーど ~金木義男の優雅な人生~」
2008年「安もんのバッタ」中之島映画祭 グランプリ・映画音楽賞受賞
宇治茶
京都府生まれ。京都嵯峨芸術大学 観光デザイン学科卒業。大学在学時からゲキメーションという映像表現に興味を持ち、作品制作を始める。
2013年 映画『燃える仏像人間』監督・脚本・作画・撮影・編集ほか 第17回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門・優秀賞受賞
2018年 映画『バイオレンス・ボイジャー』監督・脚本・作画・撮影・編集ほか ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭審査員特別賞受賞、ファンタジア映画祭 観客賞銅賞受賞、生き埋め映画祭 WTF!?!アワード受賞
2020年 映画・アニメ『ふしぎ駄菓子屋銭天堂』OP&ED映像、土曜ナイトドラマ『妖怪シェアハウス』にて昔話パート映像を担当